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図書館委託業務の受託会社/業者の評判【2021年】図書館流通センター(TRC)・紀伊國屋書店・丸善・キャリアパワー・ヴィアックス・アスペクトコア・ナカバヤシ等

図書館委託業務を受託(請負)している業者の最新情報をまとめた。管理人の持つ情報、知人や第三者からの外部情報、求人サイトに掲載される内容を情報源にして、運営、採用、給料、福利厚生などを中心に厳しい視点で書いてみた。

※情報は、2021年4月1日現在のものです。状況は常に変わるので、各サイトで最新情報を確認してください。記載されている契約先は、現時点および過去に契約経験があるものです。

図書館流通センター・TRC】
 図書館に携わる者なら誰もが知る図書館支援の最大手企業で、書籍納品、装備、書誌データ(TRC MARC)作成、図書館アウトソーシング事業などを幅広く展開している。丸善雄松堂との共同持株会社丸善CHIホールディングス」の傘下企業である。公共図書館の委託と指定管理、PFIなどの事業を同業他社より早くビジネスとして軌道に乗せ、先行者利益を活かし圧倒的なシェアで全国展開している。公共図書館分野では、他社を大幅に引き離す独走状態の存在である。収益率が低い公共入札には手を出さない事が多く、質の見極めもできている。

 受託業務は公共図書館の閲覧業務が大部分を占め、目録や装備などの整理業務の受託は滅多にない。近年は、学校図書館運営の受託も伸びている。弱点としては、大学図書館の受託が極めて少なく、この分野は他社より劣る。公共図書館に特化しているとも言える。研修、教育システムは充実している。

 受託数が多いせいもあるが、人手不足が顕著で年中無休で求人募集や求人登録を促す情報が、求人サイトや公式ページで縦横無尽に踊っている。つまり、人材確保ができていない証だ。

 2016年には、茨城県守谷市立図書館の指定管理契約で館長や副館長をはじめ、複数のスタッフが早期退職するトラブルが発生。更に契約規定にある司書資格保有者配置の目標割合がクリアできていない事態が発生し、社長が謝罪と事情説明で教育委員会に呼び出される事態となった。何とか契約期間は運営したが、更新されず契約満了となり、直営に戻された。こうした内部の黒い部分も見え隠れする。受託のノウハウは一流だが、採用と運営は他社同様に、まだまだのレベルである。

 給料はシビアでケチだったが、以前より少しマシになった。ただ、司書資格の有無による時給差額が30円程度なのは情けない。月給制の責任者やリーダーの待遇は、手取り18万程度で寂しい。正社員登用制度もあるが、新卒総合職入社の生え抜きプロパー社員より出世や待遇は格下とみるべきである。

 公共図書館で働きたければ、この会社からアプローチするのが受託数も多く有利だ。図書館勤務経験がない初心者は、とりあえず試しに働いてみればいい。

◎受託館(過去も含む): 全国の公共図書館、首都圏公立小中学校の学校図書館拓殖大NHK放送技術研究所東京都美術館板橋区立成増アートギャラリー


丸善雄松堂
 受託は私立大学図書館の閲覧業務がメインで、たまに目録などの整理業務がある。この分野では、紀伊國屋書店とキャリアパワーとの3強争いを演じているが、契約数では一歩リードしている。数は少ないが、公共図書館学校図書館の受託もある。全国展開しているので、都市部だけでなく地方都市でも比較的求人はある。

 時給は受託先の業務内容に関わらず一定的なので、職場によって当たり外れがある。丸善紀伊国屋も似たような傾向があり、書店特有の柔軟性がない時給の決め方である。なので、できれば楽な職場の方がいい。厳しい職場だと不満に思うはず。最近は求人に記載されていないが、交通費支給上限が20000円で固定設定されているで、遠方の人は注意してほしい。給料や交通費に関しては柔軟性がなく、シビアに設定されている。

 運営面では、2013年3月に起きた、受託契約後に必要スタッフが集められず、規約違反扱いで国立新美術館図書室との契約解除になった件が印象に残る。公式サイトに書かれている運営実績を見ると、2019年4月から更新が滞っている。公共図書館での取り組みを紹介するFacebookページもあるが、投稿もフォロワーも少ない。いずれにしても、情報の鮮度がない。

 公共図書館求人は、TRCやヴィアックスとの競争に敗れ、今は杉並区立南荻窪図書館・下井草図書館・今川図書館くらいがメイン。大学図書館の求人が多いので、その分野で働きたい人向けの会社である。近年は人手不足が鮮明で、特定の大学図書館の求人が年中無休で掲載されている。日本女子大東京都市大、東京経済大、創価大、和洋女子大、帝京平成大茨城県立医療大などだ。事業内容の紹介ページには、「高度な専門性を有する人材を配置することで業務を効率化し<中略>サービスの拡充と利用者満足の向上を果たします。」と書かれているが、そもそも、その人材が集まらない事態が起きているため、盛ってる内容でウソである。人を呼び込むために時給を上げるなどの会社努力をしている気配は全くない。

◎受託(過去も含む): 國學院大上智大、獨協大、大東文化大、明治大、法政大、二松学舎大日本女子大、清泉女子大、成城大、杉野服飾大、東京電機大東京農業大東京都市大、東京経済大、順天堂大立教女学院短大、帝京平成大創価大、神奈川大、鶴見大、玉川大、神田外語大、麗澤大、千葉工業大、和洋女子大、千葉商科大、川村学園女子大、明治薬科大、流通経済大、北里大、桐朋学園短大、埼玉県立大学、埼玉工業大、茨城県立医療大、北海道科学大、名城大、愛知工業大、名古屋学院大、東海学院大、金城学院大、岐阜聖徳大、帝塚山大、京都工芸繊維大、京都教育大、京都造形芸術大、京都文教大、京都薬科大、京都光華女子大、奈良大、近畿大、関西外語大、阪南大、大阪薬科大、大阪産業大、大阪経済大、大阪大谷大、大手前大、桃山学院大森ノ宮医療大、甲南女子大、兵庫県立大、神戸学院大、神戸海星女学院大、神戸親和女子大、岡山理科大、県立広島大、広島工業大、下関市立大、香川大、四国学院大、松山大、北九州市立大、福岡県立大、西南女学院大、沖縄国際大、特別区自治情報交流センター、アジア経済研究所、山科鳥類研究所、東京アニメセンター静嘉堂文庫美術館新国立劇場、労働政策研究研修機構、日本特派員協会、角川武蔵野ミュージアムNTT関東病院、聖心女子学院、目黒区立図書館、杉並区立南荻窪図書館・下井草図書館・今川図書館、川崎市立図書館


紀伊國屋書店
 大学図書館を中心に公共図書館も受託している。大学図書館においては、丸善とキャリアパワーとの3強だが、今はキャリアパワーと丸善にリードされている。閲覧業務が多く、目録などの整理業務は少ない。全国展開しているので、都市部だけでなく地方都市でも比較的求人はある。最近は掲載される求人が同じ大学図書館ばかりで、目新しさがない。新規開拓がイマイチ進まず、キャリアパワーとは差が開くばかり。

 時給は受託先の業務内容に関わらず一定的なので、職場によって当たり外れがある。首都圏なら、閲覧と発注事務は1100円、目録は1200円、リーダーは1300円が相場である。丸善紀伊国屋も似たような傾向があり、書店特有の柔軟性がない時給の決め方である。なので、できれば楽な職場の方がいい。厳しい職場だと不満に思うはず。交通費支給上限は対応してくれるみたいなので、丸善よりはマシ。ただ、給料に関しては柔軟性がなく、シビアに設定されている。

 公共図書館の求人は少ないが、あえて応募する価値もない。ヴィアックスと共同運営している所もある。大学図書館の求人が多いので、その分野で働きたい人向けの会社である。近年は人手不足が鮮明で、特定の大学図書館の求人が年中無休で掲載されている。東京理科大芝浦工大、武蔵大、桜美林大、目白大、多摩美術大、武蔵野美術大、東京情報大などだ。

 公式サイトを見る限り、図書館の業務内容や研修制度についての情報が乏しい。おまけ程度に書かれている。この点は丸善より劣る。求人情報もオンライン書店のトップページの一番下の目立たない箇所に小さい文字でリンクが張られているだけで見つけにくい。応募側の視点でサイトが作成されていない。

◎受託(過去も含む): 文京区立図書館、上智大、上智短大学習院大、学習院女子大、東京女子大昭和女子大跡見学園女子大、東京理科大、玉川大、武蔵大、東京薬科大、明星大、芝浦工業大、星薬科大、東海大国士舘大、女子栄養大、東京工芸大、目白大、実践女子大桜美林大、多摩美術大、武蔵野美術大、武蔵野大、淑徳大、文教大(足立区)、東京家政大、東京家政学院大、法政大、明治学院大、専修大、津田塾大(千駄ヶ谷)、東洋英和女学院大、十文字女子大、桐朋音楽大、中央学院大、東京情報大、江戸川大、国際武道大、東北学院大、東北工業大愛知淑徳大、椙山学園大、同志社大大阪府立大、関西大、武庫川女子大、鹿児島国際大

 


【キャリアパワー】
 近年、関東と関西の私立大学図書館の受託数を伸ばしてしている、事務系派遣会社である。非常に勢いがある。雇用形態は派遣がメインだが、派遣は必要な期間だけ必要なスキルをもった人材を配置し、需要が無くなれば契約終了となるので、安定性がない事を理解しておきたい。

 受託業務は閲覧業務がメインで、たまにレファレンスや目録がある。派遣求人だけでなく、委託求人も混在しているので、違いを確認しておく必要がある。時給が1000円程度でも、正職員並の激務内容の求人が度々散見されるので要注意。公式サイトの事業紹介は、情報量が乏しく、ありきたりな内容で見る価値もない。運営実績データも、2016年4月から更新が滞っている。

 時給は1060円~1600円と幅が広いので、良いのか悪いのかは何ともいえないところ。高ければ激務だろうし、安くても楽ではないだろう。

 人材募集は、主に無料求人サイトの図書館ジョブを利用しており、常に大量の求人で埋め尽くされている。一見すると多くの求人があるように見えるが、同じ求人ばかりが数日おきに再掲載されているものが多く欺されやすい。こんな乱用的な投稿のやり方は、限度を超えており常識を疑う。他社の求人も埋もれてしまい、迷惑極まりない。求人広告の募集文句は、煽る様な大げさなもの、チャラいものばかりで、頭が悪いバカっぽさが露呈して伝わってくる。

◎受託(過去も含む): 東京大、東京医科歯科大、慶應義塾大、早稲田大、上智大、学習院大、中央大、明治学院大、成城大、東洋大、北里大、立正大、昭和女子大、東京家政大、関東学院大、鶴見大、日大薬学部、日本女子体育大、聖路加看護大、東京未来大、工学院大、国士舘大、和光大、桜美林大、文京学院大、相模女子大、日本赤十字看護大、産業能率大、女子美術大、政策研究大学院大、国際教養大(秋田県)、金沢星陵大愛知学院大、愛知淑徳大、南山大、中京大椙山女学園大、京都大、京都市立芸術大、京都産業大、京都橘大、京都学園大立命館大龍谷大、同志社大、大阪大、関西大、大阪工業大、大阪成蹊大、追手門学院


【ヴィアックス】
 東京23区内の公共図書館をメインに委託や指定管理業務を受託している、事務系アウトソーシング会社である。この10年位の間に勢力を拡大してきた。紀伊國屋書店との協同運営をしている指定管理館もある。地方への進出も一部進んでいるが、メインは東京23区内および周辺自治体の公共図書館に特化しており、今のところ地域限定といえる。このエリアは、TRCとヴィアックスの2強と言える。

 受託は閲覧業務に特化され、目録などの整理業務は一切ない。また、公共図書館オンリーで大学図書館の受託はない。東京23区の公共図書館を希望する人が対象となる会社である。

 首都圏の時給求人は、1080円ベースだが、研修期間は1020円である。この時給で、自主事業の企画・立案・実施、レファレンスもあるので厄介だ。月給制(188,000円~)もあるが、スタッフ教育や折衝などのマネジメントがある。司書資格の有無による時給差は、たった30円で悲しい。

 求人は、図書館ジョブに掲載されている。キャリアパワー同様に再掲載されるものが多く、常に人手不足ですよ、とアピールしている状態だ。

◎受託(過去も含む): 東京23区の公共図書館立川市所沢市入間市千葉市市川市仙台市浜松市名古屋市都城市公共図書館

 

【日本アスペクトコア】
 事務系アウトソーシングの流れを受け継ぐ業者。主要取引先の富士ゼロックスとのパイプが強固で実質的な下請け業者。図書館業界との関わりは、紀伊國屋書店との取引関係を発端にしている。受託は関東の私立大学図書館専門図書館が中心である。2015年頃までは勢いがあったが、最近は勢いがなく、丸善紀伊國屋、キャリアパワーに負けた感じで斜陽傾向だ。新規開拓が軌道に乗っていないと見られる。

 閲覧とILL業務がメインで、目録などの整理業務はない。求人内容を見ると、担当業務の幅が広い。あれもこれもやらされる可能性があるので注意してほしい。だからといって時給が高いわけではないので、これも注意である。

◎受託(過去も含む): 青山学院大東洋学園大、法政大、日本体育大駒澤大白百合女子大自治大学校、神奈川工科大、埼玉県立大、淑徳大、城西大、女子栄養大、TBSビジョン映像ライブラリー、東京国立博物館理化学研究所京都国際マンガミュージアム


ナカバヤシ】・【ウーマンスタッフ】
 ナカバヤシは、製本とアルバム販売を主力とする老舗企業だ。2009年に派遣会社のウーマンスタッフを買収しグループ会社にした。2018年頃までは、入札と受託契約はナカバヤシが行い、人材募集はウーマンスタッフが行っていた。ウーマンスタッフの派遣社員として雇用され、ナカバヤシに派遣され、ナカバヤシの受託図書館で勤務する形態だった。ところが、2019年になると状況が変わり、個々に求人募集をするようになった。

 現在のウーマンスタッフは、年間に数件程度の求人しか出ず、応募価値のないものばかりなので、ここでの説明は省略し、ナカバヤシについて書いていく。

 ナカバヤシの図書館業務の受託開始は、2004年頃から始まった。2012年頃までは受託数が多く、国立大学の目録遡及入力事業の入札も獲得していて勢いがあった。近年は、求人の質と数ともに底辺レベルで他社に比べ凋落ぶりが甚だしい。今では、細々と国立大学の夜間時間帯カウンター業務、公立図書館の委託業務、都立高校図書室の委託業務、国会図書館の利用者カード発行業務、装備・搬送業務など、利益の低い地味な仕事の受注に特化しチマチマ活動している。どちらかというと、単年や単発の受注が多く、長期間契約の受託が少ない。

 募集内容を見ても、チンケなものばかりだ。例えば、時給900円台で交通費なしの求人、夜間勤務のみの求人、週1日勤務の求人など、こんなものに応募する人いるのかと思わせるような求人ばかりだ。最近は求人が固定化され、板橋区立図書館、さいたま市立図書館、都立高校図書室ばかりで、ほぼ年中掲載されている。秋から冬になっても、責任者を募集しているものすらある。ここも、人手不足丸出しの業者だ。また、公的機関が発注する仕事しか受注していないのも特徴だ。新規開拓の営業力がなく、私立大学や専門図書館の求人をあまり見かけない。

 雇用形態においては、受託図書館との業務契約が1年~3年でも、雇用は3ヶ月の短期間更新を繰り返す不利な契約となっている。これは、何かあれば即時に切れるようにしておく準備だろう。セコイというか悪意が透けて見える。ちなみに、他社は1年契約更新が多い。

 時給は、地域最低レベルまで下げた徹底振りである。時給900円代で交通費込という、法律上の最低時給以下になる求人が存在する。フルタイム勤務より、扶養範囲内の短時間の募集が多い。単発仕事が多い事もあるが、社会保険負担を回避するため、あえて適用されない雇用形態で採用していると言える。色々な意味でタチが悪いクセモノ業者。

◎受託(過去も含む): 板橋区立図書館、新宿区立図書館、さいたま市立図書館、川口市立図書館、上尾市立図書館、品川区立小学校、国立国会図書館、都立大、東京大(駒場)、東京工業大、東京外国語大、放送大、早稲田大(所沢)、法政大、北里大、文京学院大帝京大、東邦大、東京医科大、新渡戸文化短大、川村学園女子大、埼玉大、国立歴史民俗博物館国立民族学博物館、アドミュージアム東京ライブラリー、NICT情報通信研究機構、都立高校図書室(青山、本所、日本橋、深川、第三商業、高等商業、蒲田、大田桜台、江戸川、葛西南、紅葉川)


埼玉福祉会
 1978年から、目録・分類・装備などの整理業務を中心に受託している。閲覧業務もある。長期契約の仕事が少なく単発仕事が多いので、継続勤務を希望する人には適した業者とは言えない。経営も株式会社ではなく、社会福祉法人である。社会福祉法人の本来の目的とは矛盾し、営利目的の図書館事業を展開している事に違和感がある。障害者と健常者の雇用比率を上手く使い分け、補助金や減税の恩恵を導き出す手法を利用している。社会福祉法人のため、法人税が軽減されるが、同じ土俵で競う他の株式会社の業者は、たまったものではないだろう。

 国立大学図書館の目録遡及事業が盛んだった頃は、数多く受託していた実績もある。ナカバヤシ同様に入札価格を極限まで下げ価格破壊を起こし、他社をコケ下ろしていた。2016年頃から求人を見かけることが少なくなり、凋落傾向が見られる。東京都立図書館の整理業務の入札に参加する事が多いが、競争が激しくなった昨今は落札率が低い。たまに地方の仕事もあるが、数日から1カ月程度のものが多く稼げない。

 公式サイトに書かれている、企業案内の事業概要・売上高の記載が平成20年3月のまま更新されていない。

◎受託(過去も含む): 国立新美術館アートライブラリー、大東文化大、尚美学園大、中央大、日本社会事業大、文化女子大実践女子大、大正大、都立大、埼玉大、名古屋大、国立スポーツ科学センター宇宙航空研究開発機構国立民族学博物館国際日本文化研究センター、日本近代音楽館、防災科学技術研究所


【日本データベース開発】
試験問題作成とデータコンテンツ作成事業が主力で、1990年から図書館運営受託も行っている。どちらかというと、目録作成などの整理業務が得意分野だ。近年は、立教大学図書館の求人しか見ない。特化した運営なのだろうが、これで事業が成り立っているのか不思議である。あと、トーハンのデータ入力の仕事を下請けで受けており、派遣形態で求人がよく出ている。ちなみに本社は、IAAL(大学図書館支援機構)と同じ住所である。
◎受託: 立教大、立教女学院短大、東京音楽大、青山学院大、東京芸術大、国立情報学研究所トーハン


【システムズデザイン】
情報処理サービス会社で、システム開発事業が主力。図書館事業は2010年頃まで、横浜市立大学など、関東の大学図書館を中心に求人が見られた。近年は、全く求人を見ない。事業自体が継続されているのかさえ怪しい。仮にされていても、もはや破たん寸前のレベルだろう。つまり、現状は休業状態に近い。
◎受託(過去も含む): 上智大、関西の私立大


【日本レコードマネジメント】
官公庁や企業の文書管理サービスを事業としている。閲覧と目録業務の受託実績があるが、近年は求人を見なくなった。たまに日大商学の求人が立て続けに出ていた時期もあった。公式サイトには、提供できる業務が一般的な閲覧、整理業務だけでなく、NII登録や特殊資料の目録作成といった、専門性の高い業務まで多岐に渡り網羅的に書かれている。だが、そんな求人は見たことがない。実際は、極めて受託数も乏しいだろうし、受託可能な多岐に渡る業務をこなせる人材など雇用していないことは容易にわかる。現状は、休業状態といえる。
◎受託(過去も含む): 日大芸術学部


【図書館スタッフ】
株式会社サイリスという、廃棄物処理や省エネ事業を展開する会社の子会社。丸善と共同関係がある。図書館運営に関わる各種アウトソーシング業務を展開しているが、閲覧業務の求人が大半だ。大学、専門学校、企業の受託がメイン。時給も地域最低時給がベースで低い傾向。公式サイトには、スタッフ育成のモデルがしっかり書かれている。この規模の業者では珍しく専門的な教育プログラムもあるが、それを活かせる求人は見たことがない。現実は、普通のカウンター業務の求人ばかりだ。
◎受託(過去も含む): 昭和女子大独協大、日大、中央大、東京電機大、文教大、千葉工業大、立正大、目白大、法政大


【リブネット】
三重県伊勢市に本社を置く、2002年設立の新興企業。公共図書館学校図書館運営を主力としている。また、図書館用品販売や図書館システム開発なども手掛けている。関東地方と東海地方の求人が中心。
◎主要受託(過去も含む): 東京都・埼玉県・三重県公共図書館および学校図書館防衛大学校


【リブレスク】
有限会社である。受託業務は、閲覧業務から整理業務まで多岐に渡るが求人を見たことがない。公式サイトには常時、正社員・パート・アルバイトの全てにおいて「現在は募集していません」と書かれている。事業が動いているのかさえわからない、謎の多い会社。
◎受託(過去も含む): 慶應義塾


【図書館資料整備センター】
かつては、目録・分類・装備などの整理業務を多く受注していた古参の老舗企業。だが、新規参入業者との価格競争に負けて受注を減らし、近年は求人を見ることが極めて少なくなった。小さな受注を受けながら、自転車操業で何とか細々やっている。公式サイトには、会社の売上高が書かれているが、何と平成18年のデータを記載しているのには理解できない。これでは、本当に事業をしているのかと疑いたくなる。
◎受託(過去も含む): 武蔵野美大


【マイトベーシックサービス】
システム開発や情報サービス事業が主力。書誌データ関連の業務が得意分野。だが、近年は求人を見たことがない。書くようなネタもない。
◎受託(過去も含む): 不明


【フィルムルックス】
図書館用品販売や装備を専門とする会社。求人は、装備業務に限られている。求人は、数年前に一度見たきりである。
◎受託(過去も含む): 不明


【日本カタロゴス】
下請業者で、目録・分類・装備の整理業務を請け負っている。紀伊國屋書店と取引がある。下請の立場は、経営や利害関係などで不利なので注意したい。
◎受託(過去も含む): 日大理工学部


【CCC/カルチャーコンビニエンスクラブ】
レンタル・書店・出版事業を手掛けるエンターテイメント会社。今、図書館界で最も注目を集めている会社かもしれない。図書館業界進出の皮切りとなった、佐賀県武雄市立図書館の指定管理運営では、良くも悪くも脚光を集めた。その後は、海老名市立図書館、多賀城市立図書館などへ進出が進んでいる。各自治体の市長・議会・教育委員会が誘致したい意図が見え隠れし、出来レースのような見方もあるような、ないような。不適切な選書、個人情報管理などの件で物議を醸したが、過渡期なので、今後の展開を見守りたい。

◎主要受託(過去も含む): 武雄市立図書館、海老名市立図書館、多賀城市立図書館、和歌山市民図書館、高梁市立図書館、周南市徳山駅前図書館、延岡駅前複合施設「エンクロス」


有隣堂
神奈川県を本拠地に展開する書店である。主に神奈川県内の公共図書館の閲覧業務を受託している。大学図書館にも進出し、横浜市立大学図書館を受託している。地域密着型の業者。
◎主要受託(過去も含む): 横浜市立図書館、横浜市立大学

 

▼図書館業界に参入している、大学出資の会社を社名だけ書いておく。大学出資の会社は、基本的に系列大学図書館での勤務となる。ただ、職場が合わなければ他の大学図書館への配属ができないため、退職しかなくなるので注意したい。勤務先については、柔軟性がない事を理解しておきたい。

早稲田大学アカデミックソリューション
・明大サポート
・立教オフィスマネジメント
明治学院サービス
・アイビーシーエス青山学院大学
・KUサポート・駒澤大学
・ウィズケイ・共立女子大学
・タマガワイーサポート・玉川大学
クレオテック・立命館大学

 

▼図書館業界に参入している、異業種会社を社名だけ書いておく。ノウハウが乏しいかゼロに等しい。中には、社員から訴訟を起こされ敗訴した会社もある。契約数も少なく、受託契約が切れたら他への配属が困難になるケースに遭遇する不安要素がある。

アウトソーシング
シダックス大新東ヒューマンサービス
・ケーデーシー
・日経サービス
・湘南コミュニティー東急グループ
・テルウェル東日本/NTT東日本グループ
NTTデータマネジメントサービス
アグレックス

○派遣業
リクルートスタッフィング
マイナビスタッフ
パソナヒューマンソリューションズ
アデコ
スタッフサービスオー人事net
テンプスタッフ
マンパワーグループ
・日本コンベンションサービス
・キャリアセンター
JR東日本パーソネルサービス
・パーソナル パナソニック
・バックスグループ
・ロジスティック・プランニング・スタッフサービス
旭化成アミダス
・ザ-アール
・アソウヒューマニーセンター

運送業
日本通運

 

▼最後は、特殊な異業種な会社である。ビル・マンション管理、金属加工、機械販売、自動車販売、清掃、消毒、害虫駆除といった、意味不明なジャンルばかりだ。近年は、東京都立図書館、東京都立高校図書室、足立区立図書館などの入札へ積極的に参加している。今や、これらの図書館の受託は、以下の業者で多くを埋め尽くされてしまった。

○ビル・マンション管理
・秀光
・光官財
・オーディーエー
・エースシステム
サービスエース
○不動産
・エイト
○金属プレス加工・金型設計製作
・トミテック
○機械部品販売
・グランディオサービス
○自動車販売・整備
・ヤオキン商事
○清掃・浄化・消毒・害虫駆除
・クリーン工房
・環境テクノ
○スイミングクラブ
ティーエムエンタープライズ
○不明業種
・彩の国協同組合
・フィット協同組合
・光商会